夕刊締め切り後、自由な取材時間。気になっていた事件を追い、特ダネを目指す。しかし、夕方4時ごろには広報があるので、そこで終了。

 デスクからの煩わしい問い合わせが終わり、付き合ってくれる取材先と晩飯。そして、本チャンの夜回りになる。夜回りは単純に、朝回りの逆だ。

 そう、インターネットで情報収集する読者の方々から見れば、オールドメディアのやっていることは、誠にばかばかしい、くだらない作業でしかない。

 麻雀だが、筆者は国会議員、地方議員、官僚、弁護士、警察官、そして検察官とも打ったことがある。

官僚が麻雀をするのは決まって新橋

 場所は、地方議員を除けば、ほとんど新橋だ。

 文春が書いている通り、検察官に限らず、霞が関の官僚が麻雀をするのは決まって新橋なのだ。

 筆者も前述の通り、一緒に打った。ただ、文春の記事に「少し盛っているかな」というのはあった。

 というのは、霞が関には「テンピン」(1000点100円)以上では打たないという暗黙のルールがある。文春の記事には「10万円負けた」とあったが、テンピンで10万円というのはありえないからだ。

 筆者が取材先と麻雀を打つことはあった。まだ携帯電話もない地方支局時代、賭博を取り締まる県警生活安全課の課長から支局に「7人で(2卓に)1人足りない。来いよ」なんて電話があるのは当たり前だった。

 驚くかもしれないが、筆者の担当していた部署では麻雀の後、ハイヤーで送った社が翌日朝刊に特ダネを書くのが常識だった。

 そして、振り返ると、当局の取材先を麻雀で接待し、ハイヤーで送迎するのは当たり前だった。それが特ダネを書く手法だったのだ。