2016年米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利は、多くの米国民にとって想定外だった。事前の世論調査では、激戦州の多くでトランプ氏が劣勢だったためだ。今年11月に予定されている大統領選の本選を前に、トランプ氏は再び世論調査で対抗馬にリードを許しているが、今回は前回よりも精度を上げているのだろうかとの疑念がよぎる。米政治サイト「リアルクリアポリティクス(RCP)」がまとめた州調査の総合結果では、民主党の大統領候補に内定しているジョー・バイデン前副大統領がフロリダとペンシルベニア両州で6ポイント超、ウィスコンシン、ミシガン両州で8ポイントそれぞれトランプ氏を上回っている。トランプ氏は前回の大統領選ではこれら4州すべてを制している。
米大統領選の世論調査は信頼できるか?
16年の大統領選後、2つの問題が明らかに
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