イグニスの魅力はパーソナル感覚にある。専用レザー調素材で仕上げたMFのシートはサポート性に優れ、座り心地もいい、ドライビングポジションがピタリと決まる。ブラック基調のインテリアと相まってスポーティな味わいが強い。本革巻きステアリングの心地いい感触と、200km/hスケールの速度計がドライバーの気分を高める。

スズキ・イグニス・ハイブリッドMF(FF)前席
MFはレザー調専用シート装備 座り心地がいい大型形状 後席は左右独立165mmスライドとリクライニング可能 大人4名がゆったり座れる室内空間 室内長2020mm 静粛性はクラス平均
スズキ・イグニス・ハイブリッドMF(FF)リアシート

力強い走り
880kgの軽量設計がプラスに

 走りは力強い。実用トルクが太いパワーユニットは街中から高速道路まで、意のままの加速を披露する。加速時にモーターがアシストする効果もあり、91ps/118Nmのスペック以上の頼もしさを感じた。880kgの軽量設計が走りにプラスをもたらしている。トランスミッションは7速マニュアルモード付きCVT。エンジンブレーキが必要なときや、アップテンポな走りのシーンでパドルシフトは有効だった。

 フットワークは欧州車イメージ。低速域はやや固めの印象だが、速度が上昇するほどフラットに変化する。ハンドリングは軽快。ワインディングロードでいい汗がかけるセッティングである。

 安全装備はスズキセーフティサポートが標準。ただし後退時の誤発進抑制機能は未設定で、クルーズコントロールは一定速維持タイプである。この点はいっそうのリファインを期待したい。

CAR and Driverロゴ

(CAR and DRIVER編集部 写真/小久保昭彦)