中国は、北京で新型コロナウイルスの流行が収束したと表明した。一方、北西部の新疆ウイグル自治区では新たなクラスター(集団)に対抗するため「戦時体制」で対策に当たっている。北京では20日までの14日間に新型コロナの新規感染者が出なかった。6月半ばに再発した流行が収束したとして、当局は19日、同市の警戒レベルを2番目に低い「3」に引き下げた。北京市政府の陳蓓副秘書長は記者会見で警戒レベル引き下げについて、「このパンデミック(大流行)対策の状況はおおむね落ち着いた」と語った。一方、新疆ウイグル自治区の首府ウルムチでは新しいクラスターの発生が相次いでいる。中国保健当局によると、19日に確認された22例のうち17例がウルムチで発生した。当地では7月15日以降で新たに47人が感染。天山区のショッピングモールに勤務する24歳女性などの感染が確認されている。
北京、新型コロナ再流行が収束 新疆は「戦時体制」
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