透明度ワースト10に
6カ所ランクインした北海道

 今回のランキングで二つ目の汚さの判定基準である「透明度」は、直径30cmの白い円盤を海中に沈めていき、見えなくなる距離を測定する。

 海水浴場783カ所のうち、17~19年の平均で透明度が1mに満たなかったのは10カ所だけだった。ここから透明度が低い海水浴場ランキングを作成した。

 1位となったのは北海道羽幌町のはぼろサンセットビーチで、透明度は0.70m。リゾート気分を演出するためヤシの木の形をした照明を設置しており、きれいな夕日が眺められるのを売りにしているビーチだ。

 北海道の海水浴場ははぼろサンセットビーチを含め、ワースト10のうち実に6カ所を占める結果になった。4位は苫前町のとままえ夕陽ヶ丘ホワイトビーチ、石狩市の石狩浜とジェットビーチ石狩が同着で、透明度は0.93m。7位は小平町の臼谷と石狩市の望来浜中央が同着で、0.97mだった。

 2位は青森県三沢市の小川原湖で0.83m。3位は青森県東北町の小川原湖公園で0.90mだった。どちらも、海水と淡水が混じる汽水湖、小川原湖の奥まった場所にあり、前回の水が汚い海水浴場ランキングで、それぞれワースト2位と7位に入っている。

 前回の水の汚れを示す化学的酸素要求量(COD)、今回のふん便性大腸菌群数、透明度と、三つの観点から水が汚い海水浴場をチェックしてきた。実は、いずれの基準でもワースト10に入ってしまった海水浴場が一つだけある。三河大島東浜だ。

 CODはワースト4位、大腸菌は同9位、透明度も同9位だった。三河大島東浜は、愛知県では唯一、海水浴ができる無人島として地元の方に親しまれている。だが、今回の水質の汚れを測る三つのランキングでは、不名誉な結果を残してしまった。

 最後に、今年は全国で4割の海水浴場が開設中止となっている(7月16日時点、海上保安庁調べ)。砂浜への出入りは可能だが、遊泳区域を示すブイはなくライフセーバーもいないので、泳ぐのは非常に危険だ。この夏、海水浴には、必ず海水浴場が開設しているかどうかを確かめてから出掛けてほしい。

 また、開設している場合でも、新型コロナウイルスの感染防止の観点から“3密”を防ぐため、更衣室や売店などを設けないケースが多い。例年以上にしっかりとした準備が必要になるので、この点にもぜひ留意してほしい。

(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

訂正 記事初出時、本文第17段落で「ワースト50にランクインした海水浴場が多かったのは」とありましたが、「海水浴場または水浴場」と訂正させていただきます。(2020年8月7日10時25分 ダイヤモンド編集部)