実は、考えるべきなのは「洗面台下には何を入れる?」「引き出しの中をどう使う?」といった“収め方”ではなく「洗面所に何を置くか」という“仕分け方”です。

 本来洗面所になくていいはずのものが場所を取っていて、洗面所にあったほうがいいものが置いていない。そんな状態のまま、今置いてあるものをどう収めきるか、収納方法ばかり一生懸命考えても仕方ありません。それは仕事でいえば、手元にある全てのタスクをスケジュール表に押し込もうとするのと同じです。

 まずはアイテムと頭の整理から始めましょう。今回は「仕分け不完全問題」解決のカギとなる2段階のステップをタスク管理になぞらえて解説します。

仕分け不完全問題解決のカギ(1)
「洗面所における“重要度”」

 まずは「洗面所で使うものか、そうでないか」で分けます。大小さまざまなものが収まっている洗面所の場合、最初からひとつひとつのアイテムを判断していくとあっという間にうんざりしてしまいます。なので、ジャンルでざっくり分けられれば良いでしょう。

 純粋に「洗面所で使うものは?」という基準で選んでいくと、意外と該当するものが少ないことに気づくはずです。

●洗面所で必ず使うものの例
・歯磨き、洗顔グッズ
・ボディケアグッズ(シャンプー類)
・個人のケアグッズ(コンタクトレンズ、髭剃り)
・洗濯洗剤グッズ(洗剤、柔軟剤、漂白剤、部分洗剤)
・洗濯用品グッズ(ハンガー、ネット)
・基礎化粧品
・メイクアップグッズ

 ここで選ばれなかったものは、保管・管理の場所が洗面所でなくてもいい、ということになります。むしろ、洗面所以外の場所にあったほうが使いやすいものもあるでしょう。タスクでいうなら「自分が抱え込んでやる必要はない、むしろ、別の人にお願いした方がいいものは積極的に手放していくのがいい」という感じでしょうか。

 適切な場所に移動しましょう。私がお手伝いしたご家庭でも、収納場所を変更したケースがたくさんあります。