資本主義で勝つために必要なことは、
「競争をしない」
「競争を避ける」こと

自分たちにとっての
アマゾンの書籍（最初に狙うべき市場）は何か？

　一方で、ランク外の「マイナーな本」は、都市部の大型書店に行くか、大型図書館に行って借りるしかなかった。ユーザーからアクセスの良い町の小さな書店も、売れるかどうか分からないので、マイナーな書籍を店頭に積極的に並べなかった（在庫を増やして、キャッシュフローを圧迫したくない）。

　そういう背景があり、「マイナーな書籍を含めた多くのタイトルの書籍」が初期のメインターゲット市場になった（下図表）。結果、アマゾンの「ロングテール戦略」は大当たりして、アマゾンはブレークスルーしたのだ。

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　起業家は、どこの市場で戦うかを決めるときに以下の質問をする必要がある。

　「自分たちにとっての、アマゾンの書籍（最初に狙うべき市場）は何か？」