ディスカウントドラッグコスモス
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ドラッグストアにおける食品の売上高構成比が上昇している。コロナ禍で流通の“生態系”が変化し、コンビニエンスストアのお客がドラッグストアに流出している上、ドラッグストアではこれまで稼ぎ柱だった化粧品がドル箱商材でなくなっている。ドラッグストアは食品でいかに稼ぐかが今後の成長のカギとなりつつある。(流通ジャーナリスト 森山真二)

コンビニから
ドラッグストアにお客が流出

 コンビニエンスストアの既存店売上高が落ち込んでいる。最大手のセブン-イレブン・ジャパンは、幾分か回復の兆しを見せ始めているが、業界2位のファミリーマート、同3位のローソンは今年3月から8月まで2ケタの減少、または2ケタ近い減少だ。

 コロナ禍の当初、コンビニ大手の首脳はオフィス型店舗の需要が“巣篭もり”の影響を受けて減少したことや、観光地にある店舗で売上高が落ち込んでいることを理由として挙げたが、どうもそれだけではなさそうだ。

「コロナ禍で食品スーパーやドラッグストアにお客が流出しているのではないか」とある経営コンサルタントは指摘する。