米フェイスブックは、米国内で選挙に関連する衝突などが起きた場合、「危険」国向けの内部ツールを投入して、その抑制に取り組む方針だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。この緊急手段には、拡散されているコンテンツがさらに広まる速度を抑えることや、炎上の可能性がある投稿の削除基準を引き下げることなどがあるという。これらはスリランカやミャンマーなどで投入されたことがあり、その拡大版を米選挙に向けて開発した。関係者によると、フェイスブックの幹部らは、これらのツールを投入するのは選挙関連の暴力事件など深刻な事態が発生した場合に限られるが、あらゆる可能性に備えておく必要があると述べている。フェイスブックの広報担当者、アンディ・ストーン氏は「当社は、より安全で安心できる選挙に向けて何年も準備してきた」とし、「過去の選挙で学んだことを応用し、専門家も雇った。あらゆるシナリオに対応できるよう、多様な分野での経験を持つ新たなチームを作り上げた」と述べた。
フェイスブック、選挙関連の情勢不安に備え「危険」国向けツール投入
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