米地方自治体の選挙管理当局者のもとに不審な電子メールが届いていることが分かった。複数の州を標的とした悪意のある活動の一環とみられるという。連邦政府と全米50州および数千の選挙管轄区との迅速な情報共有を支援する「選挙インフラ情報共有分析センター(EI-ISAC)」が23日にアラートを出した。問題の電子メールの中には、送信者が州の選挙管理責任者を装い、2段階認証に必要な特別装置を受け取るためリンクをクリックするよう促すものもあったという。悪意のあるリンクへの誘導はコンピューターシステムをハッキングする手法として一般的だが、EI-ISACが分析したこれらメールの大半には、悪意のあるリンクやファイルは添付されていなかった。