24日の米国株式相場は続伸し、ダウ工業株30種平均が初めて3万ドルの節目を突破した。ドナルド・トランプ米大統領と側近らがジョー・バイデン次期大統領政権への移行に協力する姿勢を示したことが好感された。ダウ平均の終値は前日比454.97ドル(1.54%)高の3万0046.24ドル。S&P500種指数は57.82ポイント(1.62%)高の3635.41、ナスダック総合指数は156.15ポイント(1.31%)高の1万2036.79で引けた。トランプ氏が政権移行を容認する姿勢を示したことで、不透明感が長引くとの投資家の懸念が和らいだ。懸念の後退を受け、新型コロナウイルスワクチンの臨床試験での有望な結果を背景とした株高に一段と弾みがついた。