コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、11月度の自動車編だ。
ホンダが販売台数16.2%増、トヨタは11.8%増!
マツダは「前年割れ」
自動車の主要5社が発表した11月度の月次業績データ(国内自動車販売台数)は、以下の結果となった。
最も好調だったのはホンダ(本田技研工業)で、11月度の国内自動車販売台数は、前年同月比116.2%(16.2%増)だった。トヨタ(トヨタ自動車)は同111.8%(11.8%増)、日産(日産自動車)は、同106.1%(6.1%増)、スズキは同103.6%(3.6%増)だった。
一方、唯一「前年割れ」を起こしたのはマツダで、11月度の国内販売台数は、同99.6%(0.4%減)だった。