仕事で大事なことは、実績を出すこと。こんなこというと怒られそうだけど、本音いうと10時に起きようが12時に起きようが、昼間ずっと寝てようが、仕事で結果を出せればいいのです。もちろん組織がある場合は運営を効率的にするために、就業時間など最低限のルールは必要ですが、自己管理ができている人はルールなどなくても遅刻しないのです。
大切なのは、起きている時間にどれだけ密度の濃い時間を過ごせるか、ですから。
――和田さんご自身が、密度の濃い時間を過ごすために心がけていらっしゃることはありますか?
締切りが重なったりして大変なときは、とにかく他のことを考えない、悩まないということかな。「どうしてこんなに重なるんだろう」とグチを言いたくなったり、「なんで引き受けちゃったんだろう」と自分を責めたくなったりする瞬間があるのですが、とにかくそういうどうにもならないことは考えない、と決めるんです。
そして、自分にできる精一杯を一つ一つやっていく。どんなことでも一つ一つ取り組んでいけば必ずゴールにたどり着きます。こうやって忙しくて大変な時期を乗り越える経験をすると、時間に追われることに忍耐強くなるというか、抵抗力がついてきます。