高品質・高機能・環境対応型のコンセプトはそのまま、サービスは時代とともにどんどん進化し続けています。そうした新都市型ホテルのコンセプトを活用し、業績の低迷しているほかのホテルのアパホテルへのリブランド化による経営の健全化、いわゆるフランチャイズ展開も行っています。

 アパ社長カレーを生んだアパグループは、そんな独創的なサービスを創業から一貫して提供、つねに進化し続けている会社なのです。

全員が賛成するころには、チャンスは逃げている

 アパホテルが掲げる「新都市型ホテル」のサービスを一人でも多くの方に利用して満足していただくために、さまざまな戦略によって、現在の国内ナンバー1の地位を確固たるものにしました。

 独創的戦略には、前例にない「業界初」の試みがたくさんあり、そのたびに新しい満足が生まれています。たとえば、今では他のホテルでもよく見かけるようになった空っぽの冷蔵庫。これもアパが始めた業界初のサービスです。

 それまでのホテルや旅館の冷蔵庫といえば、買ってきたものを入れるスペースはなく、ビールやジュースなどのドリンク類がぎっしり詰まっていました。さらに夜中、静まり返った部屋に突如「ブーーーン」と音をかき鳴らす冷蔵庫。

 また、自動課金制の冷蔵庫なども登場して、缶や瓶をちょっと動かしただけで購入したことになり、精算時に市場の倍近い値段を請求された……という“怖い冷蔵庫”の話もよく聞きました。

 これを解消したのが、外で買ったものを冷やして保管できる空っぽの冷蔵庫です。さらに、CO2削減等に配慮して、利用するときにスイッチを入れる「入室時の冷蔵庫電源オフ」も取り入れました。これは、エコにつながるだけでなく、冷蔵庫の音が気になるお客様の「安眠できた」という満足にもつながったのです。