2020年暮れ、投資家はビットコインから新興国市場に至るまであらゆる相場に賭け金を積み増し、ウォール街の歴史で最も変動の激しい1年を終えた。21年は経済の力強い回復が一段と相場を押し上げるとの期待が高まっている。昨年終盤は、あらゆる金融市場が同時に上昇する現象が加速し、S&P500種指数は先週、同年で33回目となる最高値を更新した。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、年序盤の相場崩壊後、S&P500種指数と世界株指数、商品指数は3月末から年末までの間にそれぞれ少なくとも35%上昇した。9カ月という短期間でこれら全ての相場がこれほど上昇したのは過去50年でこれがわずか3度目だという。過去2回は、いずれも金融危機から脱却しようとしていた2009年だった。
株からビットコインまで、同時高は今年も続くか
21年は経済の力強い回復が一段と相場を押し上げるとの期待が高まっている
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