日米欧の銀商分離規制
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進む「金融」と「非金融」の融合

 本連載のテーマは、「金融と非金融の融合」である。読者がこのテーマで思い浮かべるのは、フィンテック企業を含めた異業種による金融ビジネスへの参入ではないだろうか。しかしながら、フィンテック企業による金融ビジネスへの参入は、厳密にいえば、金融ビジネスにおけるプレイヤーの「多様化」であり、その事例はすでに多方面で語られている。本連載では、「金融と非金融の融合」を、金融以外の本業を有する事業会社による金融業への参入と、その裏返しとしての銀行をはじめとする金融機関による非金融事業への進出と捉える。テクノロジーの発達などを背景に、近年はこの相互参入が進展している。以下では、規制動向や国内外の具体的な事例を、歴史を振り返りながら概観し、将来の「金融のかたち」を探っていきたい。