一つの名前を
大事に使う日本人
揉めに揉めていた「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」シリーズが、ついに主要メンバーの1人である女優抜きでの新シーズンの制作を発表した。SATCといえば同年代の女性の恋愛バイブルとなっているのはもちろん、「女子会」「お茶する」という、男があまり使わない用語がどういった事態を指すのかを分かりやすく描写した作品としても有名で、女子は共感、男子は震撼のぶっちゃけトークが作品随所に放り込まれる。
複数人が集まる際に「(酒を)飲みに行く」とか「打ち合わせ」とか「近況報告」とかわざわざ大義名分を欲しがりがちな男性からすると、コーヒー一杯で数時間喋っている女子会で何が話されているのかは心底謎らしく、「一体3時間も何話してたの?」なんて聞かれることがままある。
先日、コロナによる飲食店休業の都合で女友達の家で女性3人で深夜まで話し込んでいたときには、自分の名前が好きか、名前を変えるなら何がいいか、どんな苗字の人と結婚したいか、という話で何故か盛り上がった。