資産1億円の作り方#6
イラストレーション:福田玲子

現役サラリーマン生活を続けながら、元手100万円をどうやって2億円にまで増やすことができたのか。特集『資産1億円の作り方』(全19回)の#6では、2億円達成後もなおサラリーマンを続け、資産を増やし続ける弐億貯男氏が編み出した“手抜き投資術”について極意を聞いた。(ダイヤモンド編集部編集委員 藤田章夫)

資産2億円を達成した弐億貯男氏の
「割安成長株」の見つけ方

――2002年から株式投資を始め、03年に割安成長株に注目されて以降、03年末に370万円だった資産が、04年末には一気に1000万円を突破しました。

 03年ごろにPER(株価収益率)などで割安株をスクリーニングすると不動産銘柄が多かったので、不動産株に投資したところ、不動産市況が改善したタイミングも重なり、一気に資産が増えました。もっとも、割安株が多いのは不動産業界に特有の傾向なのですが、当時はよく分からずに投資していましたね。あと、新興の不動産会社が伸びていたときだったのが良かったですね。

――著書『割安成長株で2億円』にPERの話はよく出てきますが、PBR(株価純資産倍率)はあまり出てきません。

 PBRはあまり気にしていません。PBR1倍以下の銘柄はたくさんあります。しかも、0.7倍と0.8倍の違いについて、正直ぴんときませんでした。ですので、まずはPERでふるいにかけるようにしています。

――PERでふるいにかけた後、銘柄はどのように絞り込んでいくのでしょうか。

 月並みですが、これはと思った銘柄を見つけると、『会社四季報』や証券会社のホームページで直近の業績や見通しなどをざっと確認します。次に、企業のIR(投資家向け情報提供)情報を見にいくという順番ですね。その際に、成長性や配当利回り、配当性向の方針に加え、持続的なビジネスモデルかどうかを見ていくという流れです。

――その前段階の話になりますが、どのように割安株に当たりを付けるのでしょうか。