配当利回りが高い一方、貸し倒れリスクもあるソーシャルレンディング。元関係者が、そのビジネスモデルの課題を明かす(写真はイメージです) Photo:PIXTA

長期的な低金利で人気が高まる
ソーシャルレンディングとは

 ソーシャルレンディングとは、投資家がオンラインのプラットフォームを通じて、貸出案件に投資する(間接的に融資をする)金融サービスである。投資リターンは、株式やビットコインのような価格の値上がりや値下がりによるものはなく、投資した金額(元本)に対する利息相当の配当のみとなる。

 ソーシャルレンディングによって投資家が得られる配当利回りは、2%から時には5%を超えることもある。日本を含め世界的な低金利環境のもと、預金金利がゼロに近い状況が長く続く中では、ソーシャルレンディングの利回りは非常に魅力的に見える。個人投資家の間では、ソーシャルレンディングへの投資が人気を博しており、コロナ禍の影響があった2020年でも、年間1000億円以上の資金が集まり、貸出で運用されている。

 もちろん、貸出なので貸し倒れのリスクがある。万が一、貸付が延滞した場合には、投資した資金が期日になっても戻ってこないこともあり得るし、場合によっては投資元本が全て損失となるリスクもある。