最強のテンバガー#13
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コロナ禍で恩恵を受けたのがEC関連業界。中でも決済代行のGMOペイメントゲートウェイの第1四半期決算は29%増収、48%営業増益と好スタートを切った。決済処理金額は年間6兆4000億円にまで増加している。GMO後払いなど、フィンテック領域も強化する。特集『最強のテンバガー』(全18回)の#13では、GMOペイメントゲートウェイが営業利益25%成長を持続するための戦略を聞いた。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

10年で売上高10倍、株価は50倍に
機関投資家からの評価も高い

 ここ数年、株式市場のテーマとして注目を集めていたキャッシュレスやフィンテック。だが現実は、IR(投資家向け情報提供)で先進的なイメージをアピールして一時的に株価が急騰しても、実態が伴わず、サービスが頓挫するなど、業績につながらないケースが目立った。

 有象無象の会社も多かったキャッシュレス関連企業の中で、圧倒的な成長を遂げたのがGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)だ。機関投資家からの評価も高く、好成績の中小型ファンドの多くが同社を組み入れてきた。

 直近10年の売上高のCAGR(年平均成長率)は26%で、今特集の「成長企業ランキング」では2位に登場。売上高は10年前と比較して10倍、株価は50倍以上に上昇している。

 株式市場ではキャッシュレス関連とくくられているが、GMO-PGの主力ビジネスは営業利益の87%を稼ぎ出す決済代行だ。オンラインと対面を合わせた決済処理金額は5年前の2兆円から6.4兆円に拡大し、稼働店舗数は16万店以上に成長している。

 高い成長を継続する秘密は何か。リスクはないのか。

 次ページから、同社が主力とする決済代行のビジネスモデルや、今後の成長戦略を分析していく。