東京を意識した店もある Photo:Japan Asia  Strategic Advisory

――ミャンマー駐在が決まった方のありがちな反応として「え、ミャンマー? そんなところに行くの? 生活できるの?」といったことが想像できます。ミャンマーに行く前に奥様が気にされていた点は何かありますか。

榎本氏 特段、気にしていたことはなかったと思います。周りからは行かないほうがいいのではと言われていたようですけどね。でも本人がそれでも行くっていうのでしたら、それだったら、と。

――奥様は、言葉とか食べ物、買い物とか娯楽とかでは気になりませんでしたか。

榎本氏 全然、気にしていなかったです。多分、妻は現地の生活を想像はしていたんですけど、その通りになっているなという感じなのだと思います。

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最近できたショッピングセンターは他の東南アジアと遜色ない Photo:Japan Asia  Strategic Advisory

 ヤンゴンの街中では、今では大きなショッピングセンターも存在しており、中にいれば他の東南アジアの主要都市にいるような錯覚にすら陥る。商品も隣国のタイ等から多く入ってきており、基本的に不自由はないとの話を他の駐在員からも聞く。従って、こと生活面については、他の東南アジアの主要都市に近づいてきている。
 

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――よく治安を気にされる方が多いですが。

榎本氏 そうですね。治安も言われるほど悪くはないですね。

松谷会長 むしろ、今までは軍政だったから治安は良いですよね。今後は良いかどうか分かりませんけど、少なくとも今まではよかったです。

――実際のところ、現地の治安については最近変わってきましたか。

榎本氏 最近変な事件が増えています。物取りの強盗みたいな形とかですね。国民の間で格差が広がってきていることも背景にあると思います。

――多くの場合、ミャンマーという国を知らないが故に、駐在に行く前に相当心理的なハードルがあるのかと思っていましたが。

榎本氏 うちの場合は、その点は全然ないですね。むしろ知らないが故に、悩むものもないのかもしれません。

高井副社長 今では奥様が日本語教室で日本語も教えておられます。素晴らしい現地の生活感あふれるレポートをまとめられたり、ミャンマーの人たちとのほのぼのとするお話などを送ってきて下さるんです。

松谷会長 奥さんがいちばんミャンマーが好きなんじゃない?(笑)

榎本氏 そうですね。馴染んでいますよね。