The Beach Boys(ザ・ビーチ・ボーイズ)

 若者にウケる単純明快な魅力を持つクラシックなサーフロックバンド、ザ・ビーチ・ボーイズのハーモニックな楽曲は郊外のアメリカ、カリフォルニアの夢、そして、果てしない夏を連想させます。

 ブライアン・ウィルソンが、兄弟とその友人たちと結成させたザ・ビーチ・ボーイズ。わかりやすく商業的とも言えるトーンと、より大胆で実験的な努力との絶妙なバランスを保ち、何十年にもわたってアメリカのヒットチャートでトップ10に入りました。

ABBA(アバ)

 2組のスウェーデン人カップルが、仰々しくコーディネートした衣装で歌う姿ほど、ポップなものはありません。それはまさに、ヨーロッパのユーロビジョンから誕生したABBA(アバ)です。ポップジャンルの代表とも言える地位を、見事に確立しています。

 70年代を表すサウンドトラックであり、『マンマ・ミーア!』のサウンドトラックでもある『ダンシング・クイーン』や、『ザ・ウィナー』のようなディスコポップのヒット曲は、レトロな中にも時代を超越した魅力を持っています。

The Temptations(テンプテーションズ)

 こちらもモータウンで多くのヒット曲を生み出したテンプテーションズは、スーツにネクタイという特徴的なルックスとは裏腹に、昔ながらの男性5人組というイメージとはほど遠い存在でした。

『マイ・ガール』『エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ』『パパ・ワズ・ア・ローリン・ストーン』などのヒット曲で、現代のポップ、ロック、R&B、ソウル、そして音楽全体の基礎を築いたと言っていいでしょう。

 現在もメンバーを入れ替えながら演奏を続けている彼らの豊かで調和のとれたシンフォニーは、アメリカの音楽界において不朽の名盤であり続けています。