小型株集中投資で倍々ゲームの資産増

 大学時代に続き、社会人になってから、またしてもFXで大損したわけですが、それでも株式投資はやめませんでした。

 むしろ投資で得た利益を、その次の取引に投資する「複利」でまわし、さらに給料やボーナスの一部を追加するなど、どんどん株式投資の運用金額を増やしていきました。

 アフィリエイト(成果報酬型)広告の「ファンコミュニケーションズ」(2461)、大ヒットしたスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」 (3765)、バイオベンチャーの「ユーグレナ」(2931)など、ジャスダックやマザーズといった新興市場の小型株集中投資で、一気に資産が増えたのはこの頃です。

 こうして投資で増やした資金をもとに、オープンドアに3年半ほど勤めた後、私は26歳で独立・起業しました。

 会社の資本金や運転資金、自分の生活費、投資資金など、だいぶ甘めに見積もっても、「数年間は無収入でも生きていける」という算段がついたので踏み切れたことです。

 これは失敗してもあきらめず、投資を続けてきたおかげです。

 そして独立・起業した直後、大ヒットしたスマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」を運営するミクシィ(2121)への集中投資で、さらに資産が7倍以上に増えました!

 ちなみに当時は、事業と投資の資金は完全に分けていました。

 どれだけ投資で資産を大きく増やしても、事業で食べていけなくては起業した意味がありません。

 そのため、投資で儲かってからも、1日1000円でシェアハウス生活をしていた時期もありました。

<次回へ続く>