――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト ***  クルマが「車輪の付いたスマートフォン」に進化しようとする今、アップルがあれこれと可能性を模索するのは当然のことだ。  まず始まったのは、内燃機関から部品がはるかに少ない電気モーターへの移行だ。この変化を受けて、将来の自動運転に向けた2番目のシフトが進行中だ。  自動車は1世紀もの間、エンジンやトランスミッション、ドライブシャフト、ブレーキなどが相互に連携する機械システムだった。その進化に伴い、機械を支援する電子センサーやプロセッサーが導入された。