痛風および関節リウマチ患者の心臓手術件数が増え続けている実態Photo:PIXTA

 米国における年間心臓手術件数は、1998年から2014年にかけて一般集団では減少したのに対し、痛風および関節リウマチ(RA)患者では増加し続けていることが、「Therapeutic Advances in Musculoskeletal Disease」に2月25日公開された論文で明らかになった。

 米アラバマ大学のJasvinder A. Singh氏らは、全米入院患者データベース(National Inpatient Sample;NIS)の1998~2014年のデータを用いて、痛風およびRAの入院患者における7つの代表的な心臓および整形外科手術(経皮的冠動脈形成術、冠動脈バイパス移植、心臓弁手術、膝関節置換術、股関節の全/部分置換術、脊椎固定術、椎弓切除術/椎間板切除術)の年間実施件数および実施率を一般集団と比較し、経年的な傾向を調査した。1998年と2014年における各集団の手術の頻度差の検定にはポアソン回帰分析を用いた。