李在明知事の
歴史観を全面否定

 李在明(イ・ジェミョン)京畿(キョンギ)道知事が今月1日、大韓民国は「親日勢力が米国占領軍と合作して支配体制をそのまま維持した」と発言したが、李俊錫氏はこれを厳しく批判した。

 李俊錫氏は5日の党最高位会議で「大韓民国の政府樹立に対して親日勢力と合作だと決めつけたのは非常に不適切だ」とし「親日論議を起こして大韓民国の政府樹立自体をおとしめようとする試みは国民分裂で政治的利益を得ようとする非常に浅はかな策略」と指摘した。

 また、李在明知事が2017年の大統領選予備選出馬時に「李承晩(イ・スンマン)、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の墓地は参拝できない」としたが、「分裂の政治は本人のアイデンティティー」だと主張した。

 李在明知事の視点では李承晩氏、朴正熙氏はいずれも親日勢力と協力してきた大統領であり、こうした大統領の墓は参拝できないというのであろうが、韓国国民を親日と反日で分けることにより国を分断する政治が李在明知事の特徴である。

 今後、李在明知事と国民の力の候補は大統領選挙で争うことになるが、李在明知事を分裂の政治家と規定したことで、両者の対立が一層激化することは必定である。李在明知事がポピュリスト政治家で、国民を過激な発言で引き付ける中、弁舌に長ける李俊錫氏が対決の前面に立ったことは、野党陣営にとって期待の持てることだろう。

日韓関係を構築するため
若い世代の交流を推進

 李俊錫氏は8日、相星孝一駐韓日本大使と会談した。その発言で注目すべき点は次の通り。