エンジンは1.8L直列4気筒ターボ。トランスミッションは6速DCTを基本に、RSトロフィーは6速MTも選べる。最高出力はともに300ps。DCT仕様の最大トルクは42.8kgm、RSトロフィーのMT仕様は40.8kgmである。つまりRSはパフォーマンスアップを果たしたといえる。

 300psエンジンはパワフルで扱いやすい。ターボは2000rpmを超えたあたりからなだらかに立ち上がる。それでいてイエローゾーンが始まる6500rpmまでストレスなく吹き上がり、心地よいサウンドとともに、スポーツユニットらしい爽快感を存分に味わわせてくれる。ドライバーが望む速さが瞬時に得られる心臓である。

ルノー・メガーヌRSエンジン1798cc直4DOHC16Vターボ 300ps/420Nm ターボはF1技術をフィードバックしたセラミックボールベアリング仕様 アクティブバルブ内蔵スポーツエキゾースト標準
ルノー・メガーヌRSリアビュー足回りは純スポーツ仕様 走行状況に合わせて後輪が逆位相2.7度/同位相に1度切れる4コントロールが鮮烈なハンドリング約束 パワーウェイトレシオ4.93kg/ps

 試乗モデルはRS。スタイリングは、前後ランプ内部とフロント中央にRSロゴを追加。アンテナがリファインされ、リアのウインカーはシーケンシャルタイプに変更された。インテリアは、ステアリングをアルカンターラ巻きのコンビ仕様に変更。ダイヤル式エアコン調節と、ドライブモードスイッチが新しい。赤の装飾が控えめになって、落ち着いた雰囲気が増した点も特徴だ。

ルノー・メガーヌRSインパネ室内は機能的 ステアリングは本革とアルカンターラのコンビ仕様 中央の7インチディスプレイはスマホ連携タイプ 新採用のダイヤル式ACスイッチは操作しやすい
ルノー・メガーヌRS前席R.S.のスポーツシートはアルカンターラ張りハイバック形状 サポート性はもちろん乗り心地も高水準 長距離クルーズを快適にこなす 室内スペースは広い
ルノー・メガーヌRSリアシート