米食品医薬品局(FDA)は、米バイオ医薬品会社モデルナの新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースターショット)について、最初の2回の接種よりも少ない投与量の承認も含めて検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。モデルナは1日、最初の2回の接種に比べて半分の50マイクログラムでの追加接種の承認をFDAに申請したことを明らかにした。関係者によると、政府当局者の一部は100マイクログラムでの投与を承認する方向に傾いているという。急速に変異するコロナウイルスに対し、少ない量では十分な持続効果が得られない可能性が懸念されているからだ。関係者の話では、FDAは異なる投与量の追加接種に関する試験データをまだ審査中で、最終的な判断には至っていない。これらのデータを見た関係者によると、いずれの投与量でも強い免疫反応が示されていたという。