経済的に自立して早期リタイアを目指す「FIRE」。40歳で年収1000万円の会社員の場合、何歳で実現可能なのか。幾らためればいいのか。特集『資産1億円 本気で目指すFIRE』(全17回)の#7では、家族構成や持ち家の有無、運用利回りなど詳細までシミュレーションし、FIRE可能な時期と資産のリアリティーに迫る。(ダイヤモンド編集部 松野友美)
何歳でFIREできる?
年収別に試算
経済的に自立して早期リタイアを目指す「FIRE」を達成させた元会社員、実現させたいと考える会社員が増えている。まだ達成していない者にとっての問題は、自分の年収、家族構成、資産運用の状況で果たして成し得るのか、である。
そこでダイヤモンド編集部では、ファイナンシャル・プランナーである生活経済研究所長野の塚原哲所長の協力により、40歳で年収500万円、あるいは年収750万円、1000万円、1500万円、2000万円になる会社員のケースで、FIREを実現できる年齢とその貯蓄額をシミュレーションした。
この年収別シミュレーションと注目ポイントの解説を5回の記事に分けて取り上げていく。
・40歳で年収500万円の会社員のシミュレーションと「教育費」
・40歳で年収750万円の会社員のシミュレーションと「貯蓄」
・40歳で年収1000万円の会社員のシミュレーションと「年金」(本記事)
・40歳で年収1500万円の会社員のシミュレーションと「住宅ローン」
・40歳で年収2000万円の会社員のシミュレーションと「節約」
今回は40歳で年収1000万円の会社員のシミュレーションと、年金について取り上げる。