FIRE実現に役立つ株主優待20選【2021年版】食費・生活費を安上がりに!Photo:PIXTA

経済的な独立を果たして早期リタイアする「FIRE」を目指すには、日々の節約が大切だ。特集『資産1億円 本気で目指すFIRE』(全17回)の#6では、日用品費や食費を安上がりにする優待株の最新20選と、優待株を賢く売買する手法をお届けする。(ダイヤモンド編集部 松野友美)

株主優待で楽しく節約!
ただし“買い時”には注意

 FIREに欠かせないのは、「節約」だ。まずは家賃や保険、通信費、光熱費など毎月まとまったコストが発生する固定費の削減が必須となる。住み替えの検討や契約プランを見直してコストカットを達成した人は、さらに踏み込んで日用品費や食費の節約に挑みたい。

 買い物でのポイントをためたり、食事のメニューを工夫したりするのもいいが、購入費を節約しながら投資もできる一石二鳥の方法がある。

 株主優待制度がある株(優待株)を買うことだ。これは、企業が自社の株を買ってくれた株主に向けて自社関連製品やサービスなどの優待品を贈る制度のこと。

 株によっては配当金をもらいつつ、優待品をゲットできるものもある。優待品には株を発行する企業の関連製品や、運営する施設の利用券、取引先企業の地方名産品など、日常使いのものからプチぜいたくが味わえるものまでさまざまある。

 企業にとっては優待制度を通して自社のファンになってもらったり、優待品によって認知度を高めたりする宣伝効果が狙える。

 多種多様な優待品を見比べるのは楽しいが、株の“買い時”には注意したい。また、優待を受け取るための条件を知っておく必要がある。