米製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(JJ)は21日、同社の新型コロナウイルスワクチンについて、1回目の接種から2カ月後の追加接種(ブースターショット)によってコロナ感染症に対する有効性が高まったとする臨床試験(治験)データを公表した。米国を含む10カ国で実施された後期治験では、1回目の接種から2カ月後に2回目のワクチン接種を受けた被験者の間で、中程度から重度の症状を防ぐ有効性は75%だったという。米国での効果は94%で、JJはこうした違いの理由を説明していない。JJによると、2回目の接種から少なくとも2週間経過した時点での重症化や重篤化を防ぐ効果は100%だった。JJは今年に入り、1回の接種で中程度から重度の症状を防ぐ効果は66%との治験結果を公表している。
J&Jのコロナワクチンも2回接種で効果増大か 治験データ公表
有料会員限定
あなたにおすすめ