平均株価、90年8月以来の最高値
新政権への「期待」も追い風
日本株の回復が顕著だ。
日経平均株価は9月14日に3万700円台まで上昇、1990年8月以来、約31年ぶりの高値を付けた。
欧米や中国の経済回復を背景にした企業業績の上方修正や新政権の経済政策への期待が追い風になっているが、「死角」はないのか。
22日には中国の不動産大手、恒大集団の経営危機への懸念が強まり、株価は一時、世界同時安となった。今後も資金繰りが見通せないなかで、中国政府がどのような決着を想定しているのかは不透明だ。
そしてほかにも注意すべき「リスク要因」はある。