世の中には「端から一番には興味がない」という人もいる。「自分はそういう器ではなく、皆を応援したり支えたりするほうが好きだし合っている」と言う人。でも、自分の心の中を、深く覗いてみてほしい。心底そう思っているのだろうか?

今はまだ、一番に「なれていない」だけ

「一番になりたい」と言ってしまったら、なれない自分が傷つくから言わない、興味を持たない(ふりをしている)のではないか。だから絶対に口にしない。
「一番になりたい」という気持ちと、「(一番に)なれていない自分もOK」という気持ちを持ち合わせることは、矛盾するように思えるが、実は可能だ。

「一番になれていない自分はダメ」なのではなく「まだなれてない」だけだと思うこと。あるいは、なれなかったとしても、「なろうとしていた日々が楽しいならOK」でもいい。

 だから「一番になる」ではなく「一番を目指す」と言うほうがしっくりくる。
 いつでも全力で一番を目指しながら、チャレンジしてダメだったこともひっくるめて、「ドラマティックな時間を楽しんだな」と思えるといい。