新型コロナウイルス流行下では記録的な数の個人投資家が株式市場に殺到した。2年近くたっても、個人投資家はなお健在だ。ただ、その投資戦略には変化がみられる。米株式市場は足元、ここ1年で最大とも言える荒れ相場を脱しつつある。9月に始まった株安で、S&P500種指数は5.2%値下がりし、2020年10月以来の大幅な下げを記録した。だが、個人投資家はひるんでいない。株高の流れが止まれば個人投資家は撤収するとの声も出ていたが、予想に反する展開となっている。オフィス勤務や旅行の再開など経済が正常化に向かう中でも、7-9月期に個人投資家による証券口座の開設は伸びており、押し目では買いを入れている。売買のペースも今年初めにつけた高水準から、そう見劣りしないレベルだ。
米個人投資家なお健在、5つのチャートで読み解く
株安でも個人投資家の証券口座開設数は拡大、ミーム株からETFへシフト
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