エンジンは大幅トルクUP!
充実の安全装備が自慢

 新型は、最新のスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造で車体剛性を最適化。レヴォーグ譲りの1.8L直噴ボクサー4ターボで走りの完成度を高めた。エンジンスペックは177ps/5200~5600rpm、300Nm/1600~3600rpm。旧型の自然吸気2.5L(175ps/235Nm)と比較すると、排気量をダウンサイジングしながらトルクが大きく向上しているのが光る。トランスミッションは8速マニュアルモード付きCVT。WLTCモード燃費は旧型比0.4km/L優れた13km/Lをマークする。

 スバル自慢の安全・運転支援システムは最新仕様。広角化されたステレオカメラと前後4基のレーダーで車両周囲360度のセンシングを実現。衝突回避性能は世界トップレベル。さらに3D高精度地図データとGPS情報を利用した運転支援機能、アイサイトXを標準装備した。アイサイトXは、アクティブレーンチェンジアシスト、高速道路のコーナー通過速度を最適に調節するカーブ前速度制御、渋滞時に50km/hまで手放し運転が可能なハンズオフアシストを実現。クルージングを安全・快適にサポートする。

 悪路走破性もハイレベル。路面状況に応じて4輪の駆動力を自動制御するヒルディセントコントロール付きXモードを標準装備。Xブレイクは詳細設定が可能な2モード式になる。

 レガシィ・アウトバックは、伝統のグランドツーリング性能とタフな走りを磨いた個性派である。大人が似合うオールラウンダーが誕生した。

(CAR and DRIVER編集部 写真/小久保昭彦、SUBARU)