竹島問題に関する
李在明氏の歴史改ざん

 竹島問題について李在明氏は「(日本は)今も軍事大国化を夢見ていて、韓国が実効支配している独島(日本名・竹島)に対して絶えず自らの領土だと言い張って挑発している。過去の歴史を明確に認めて、心から反省しているとは思えない」と批判している。

 さらに、中央日報紙が7月23日掲載したインタビューでは「(日本が強硬なのは)日本軍国主義勢力の侵略意思のためだ。日本が独島をなぜ繰り返し問題にするのか。いつか大陸に進出する時、トリップワイヤー(地雷などの仕掛け線)にするためではないだろうか」「軍事的に北も重要な相手だが、日本に対しても警戒を緩めてはいけないと考える」と述べている。

 この発言における歴史改ざんは、竹島が韓国領土だとしていること、および、日本が軍国主義的な武力行使の可能性があるとしていることである。後者については、日本が民主国家になったことを完全に黙殺している。

 竹島はもともと歴史的にも法的にも日本固有の領土であり、それには明確な根拠がある。韓国の竹島占拠の過程だけをとっても韓国に竹島領有権主張の根拠がないことがわかるであろう。

 竹島を韓国が領土問題にした発端は1952年1月に韓国がいわゆる「李承晩ライン」を一方的に設定し、そのライン内に竹島を取り込み、実効支配し始めたことにある。