『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』著者の読書猿さんが「勉強が続かない」「やる気が出ない」「目標の立て方がわからない」「受験に受かりたい」「英語を学び直したい」……などなど、「具体的な悩み」に回答。今日から役立ち、一生使える方法を紹介していきます。(初出:2022年1月8日)
※質問は、著者の「マシュマロ」宛てにいただいたものを元に、加筆・修正しています。読書猿さんのマシュマロはこちら

読むと人間がわかる! 文化人類学「最強の入門書」7冊【書籍オンライン編集部セレクション】Photo: Adobe Stock

[質問]
 文化人類学の本で理解を深められたり、高校生でも読めるようなものはありますか?

 現在高校2年生の者です。文化人類学という学問に強く惹かれております。大学でも文化人類学を学びたいと思っております。

 そこで質問なのですが、文化人類学の本で理解を深められたり、高校生でも読めるようなものはありますか?

 また、学校の総合探求で世界の葬儀に調べているのですがそういったものでおすすめの本はありますか?

高校生からアプローチできる本もたくさんあります

[読書猿の回答]
「高校生でも読める文化人類学の本」はたくさんあるので、易しい順に何冊か並べてみます。

『はみだしの人類学』NHK出版
『マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか』日本実業出版社
『目からウロコの文化人類学入門』ミネルヴァ書房
『文化人類学入門』中公新書
『わかりやすい文化人類学』ミネルヴァ書房
『文化人類学の思考法』世界思想社

 あと、タイトルからはわかりにくいですが
『ダイエット幻想』ちくまプリマー新書 も、文化人類学者が書いた、優れた入門書として読める本です。