スタンフォード大学は、シリコンバレーの流儀を体現する存在だスタンフォード大学は、シリコンバレーの流儀を体現する存在だ Photo:David Madison/gettyimages

 5年近く続けてきた本連載は、今回が最終回となる。連載の目的は、テクノロジー企業を紹介することではなく、「シリコンバレーの流儀」という“眼鏡”を通して日本を見直し、本質的な課題に迫ることだった。新しい視点と切り口で何らかの示唆が提供できたとすれば、それは望外の喜びだ。

 だがこれまで、シリコンバレーの流儀が何なのかについては、あえて説明してこなかった。今回その秘密を明かして、筆をおきたい。