経済学者や経営学者、エコノミスト128人が選んだ経済、経営にかかわる良書をランキング形式でお届けする特集『ベスト経済書・ビジネス書大賞2021』(全8回)。2020年から目立ち始めた資本主義のあり方を分析する本が1位と2位を占めた。そして、日本経済の長期停滞を分析対象とした本も20年に引き続き上位にランクインした。閉塞感が強まる中で、これまでを見つめ直して行くべき道を見出そうとしていると言える。第1回では、10位までの結果を公開する。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)
資本主義の現状を独自の視点で
分析する書が1位と2位にランクイン
2020年のベスト経済書で見え始めた資本主義の在り方を問い直す流れが、21年にはさらに大きくなった。資本主義の現状を独自の視点で分析する書が1位と2位に入った。
3位以下の書も含めて顔ぶれをみていく。