ベスト経済書・ビジネス書大賞2021#5Photo by Toshiaki Usami

経済学者や経営学者、エコノミスト128人が選んだ経済、経営にかかわる良書をランキング形式でお届けする特集『ベスト経済書・ビジネス書大賞2021』(全8回)。第5回は3位の『デジタル化する新興国』の著者 伊藤亜聖・東京大学社会科学研究所准教授に、本書を表した動機、伝えたかったことを語ってもらった。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

「週刊ダイヤモンド」2021年12月25日・2022年1月1日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など、情報は雑誌掲載時のもの。

配車アプリに三輪バイクが
登場するインド

伊藤亜聖伊藤亜聖(いとう・あせい)/慶應義塾大学経済学博士。人間文化研究機構などを経て東京大学社会科学研究所准教授。共著に『現代アジア経済論―「アジアの世紀」を学ぶ』など。 Photo by Kiyoshi Takimoto

 新興国で想像を超えるスピードでデジタル化が進展している。

 インドでは配車アプリ、ウーバーの画面に四輪の自動車だけでなく、三輪のバイク、二輪のバイクまでが並ぶ。三輪のバイクや二輪のバイクまでがインターネットにつながっている。われわれの想像力の外側で巨大な実験が進みつつある。

 インターネット人口の多数派は新興国・途上国であり、ここに目を向けてみるべきだということを伝えたかった。