昨年から今年にかけて、英語学習新書が異例の売れ行きを示している。いずれも硬派な読み物であるが、なぜ今、英語学習新書が売れるのか。その理由を『英文法基礎10題ドリル』(駿台文庫)などの著者として知られる予備校講師の田中健一氏に聞いた。(清談社 沼澤典史)
硬派で本格的な
英語学習本が人気
『英語独習法』(岩波新書)8万部、『英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで』(中公新書)6万部、『伝わる英語表現法』(岩波新書)復刊後即1万5000部突破。2万部で大ヒットと言われる新書のなかで、英語学習新書がコロナ禍で続々とヒットしている。
その一つである『伝わる英語表現法』の復刊は、田中氏のツイートなどがきっかけだ。