「自分の買い時」がもう来てるなら
金利の低い今がチャンス!

 「もう内的要因は準備万端」という場合も、消費税や住宅ローン減税の動向にはこだわらなくていいと思います。

 消費税がアップすれば、それに合わせて住宅ローン減税が拡充されるというように、政府は住宅需要をにらんで様々な施策を行います。今までの経験から、制度的にものすごくソンをしたりおトクだったりするタイミングがあるとは考えにくいですし、仮に一瞬でもそのようなタイミングがあったとしても、住宅という大きな買い物をタイミングだけで決めるのは現実的ではないでしょう。

 良い物件との出合いを待てず、焦って決めてしまって、後で後悔しても遅いのです。

 ただし、今は住宅ローン金利が歴史的低水準にあることは頭に入れておいてください。内的要因が整っている人なら、金利が上昇する前の住宅取得をめざすことが、おトクにローンを組むための重要なポイントです。

 なお、意外に知られていないのですが、個人の売り主さんから買う中古物件には消費税がかかりません。マイホームを売却する、事業者ではない一般の人は、消費税の課税業者ではありませんから消費税は課税されないのです。

 このため、個人から買う中古物件では、消費税アップの影響は不動産会社に支払う仲介手数料にかかる消費税分に限られます。中古物件を視野に入れると、消費税増税を気にすることなく購入時期を決められますから、選択肢に加えてみてもいいでしょう。

(次回は12月21日更新予定です)


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