メタバース、NFT、暗号資産…2022年に進化するWeb3.0「2つの本質」Web3が作り上げようとしている世界は、大企業にも、国家にも依存しない仕組みだ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

2022年に一層の進化が
期待されるWeb3

 暗号資産、NFT、分散型金融、メタバース、分散型自律組織(DAO)などのキーワードを統合する概念が、Web3.0(Web3とも呼ばれるため、以下「Web3」)だ。2022年は、Web3が一層の進化を遂げる年となるだろう。これは予想というより、確信に近い見方だ。

 Web3にはベンチャーキャピタルを中心に膨大な資金が既に流れており、優秀な人材がこぞって新サービスやプロダクト開発に取り組んでいる。それでもWeb3の応用範囲は、幅広くかつ深い。

 筆者は、Web3.0には、(1)大きな組織や国などの介在を不要とすることで、究極の公平、中立、透明性を構築する、(2)顧客への課金を通じて儲けるのではなく、顧客と利益を分かち合いコミュニティを大きくすることを重視する、の2つの本質が内在すると考える。

 以下では、Web3の基礎を探りながら、筆者が考えるWeb3.0の本質を紹介しよう。Web3の世界が、今のわたしたちの常識からいかに異質なものかをご理解いただければ幸いだ。