掃除好きな人の割合は男女で大きな差
在宅勤務時の気分転換にも

「掃除好きな人が多い」都道府県ランキングで男女ともトップ10に入ったのは、東京都、鹿児島県、沖縄県の3都県だった。

 ここで、年代別に掃除好きな人の割合を見てみよう。男性では、20代が最も高く8.4%、次いで30代が8.1%と若い世代で掃除好きの人の割合がわずかに高い傾向にある。一方、女性では30代が最も高く23.8%、次いで40代が23.0%だった。世代間の違いというよりは、男女で割合に大きな開きがあるのが特徴的だ。

 次に、働き方ごとに見てみると、「職場勤務をしている」人よりも「在宅勤務をしている」人の方が掃除好きな人の割合が高い。掃除好きな人の割合は、男性は「基本は職場勤務をしている」人では6.7%なのに対して、「基本は在宅勤務をしている」人では13.9%、女性の場合は職場勤務で21.6%、在宅勤務で32.0%と、いずれも大きな差がついている。家にいる時間が長くなるからこそ、掃除に対する関心も高まるのが分かる。

 最後に、疲労状態別に比較してみよう。

 厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に、疲労状態を指す項目を独自集計。疲労項目に「ほとんどなかった」と回答した方を元気な人、「ほとんどいつもあった」と回答した方を疲れている人として定義し、分類した。

 掃除好きな人の割合は男性の場合は、元気な人で10.6%、疲れている人で6.2%となっている。女性では元気な人で32.9%、疲れている人で14.3%だった。男女とも掃除好きな人の割合は、元気な人の方が高かった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い外出を自粛する中で、「掃除をする」という行動がストレス解消や、気分転換につながっているといえそうだ。

(本記事は一般社団法人日本リカバリー協会からの提供データを基に制作しています)

>>「掃除好きな人」が多い都道府県ランキング【完全版】を読む