HRテックを活用し店長の事務作業を減らす

 事務作業の軽減として、注目されているのがHRテックです。飲食店やショップといった現場レベルでは、共用のパソコンが1台あるだけで、Excelを触ったことがないというスタッフもいます。評価表をつくるにしても、手書きの方が早いからと、紙ベースでやりとりし、担当者がパソコンに打ち直しているというケースもあります。

 たとえば、評価表をスマートフォンで入力し、それをクラウドにあげるようにすれば、パソコンで打ち込む手間が省け、評価表作成にかかわる事務作業を大幅に短縮することができます。ホスピタリティ&グローイング・ジャパンでも、「評価クラウドシステム ARI」を開発しました。

 人手不足の中、事務作業や管理の効率化は急務となっています。事務効率化が進めば、店長はスタッフの教育や評価により取り組めるようになるでしょう。それが人財育成につながるのです。

 アフターコロナ時代、ヒトの奪い合いは激しくなるでしょう。これからますます、人財育成が問われることになります。教育と評価の両輪を回していくことが、スタッフの成長につながるのです。