抑うつと重症のドライアイには関連性がある?原因はどちらにあるかの「謎」写真はイメージです Photo:PIXTA

 慢性的なドライアイに加えて抑うつ症状を抱えている人は、ドライアイはあるが抑うつ症状はない人と比べて、目の症状が悪化しやすい可能性のあることが、米ペンシルベニア大学ペレルマン医学部のGui-shuang Ying氏らの研究で示唆された。この研究結果は、「JAMA Ophthalmology」に3月10日発表された。

 Ying氏らは、「抑うつがドライアイの重症度に影響を与えているのか、あるいはドライアイの症状が抑うつをもたらしているのかについては不明」とした上で、「重要なのは、抑うつと重症のドライアイが関係している可能性があるという点であり、患者や医療従事者はそのことを認識しておくべきだ」と話している。

 ドライアイは極めて高頻度に生じる疾患だが、その重症度は患者ごとに異なる。よく見られるのは、1日中コンピューターの画面を見て過ごすことなどで生じる軽度のドライアイだ。これは、市販の点眼薬と適度な休憩でコントロール可能だ。これに対して、シェーグレン症候群や関節リウマチなどの自己免疫疾患に関連して生じた重症のドライアイに悩まされる患者もいる。