ステップ1「排除(Eliminate)」:やめても成果に影響しないならやめる

ステップ2「結合(Combine)」:分けていた業務を1回で済ませる

ステップ3「変更(Rearrange)」:配置や順番を変えて、行動のムダを減らす

ステップ4「単純化(Simplify)」:作業工程を減らして、簡単にする

 最も効果が大きいのは「排除」だ。書類作成や朝礼、会議、結果の出ない営業手法、結果の出ていないプロジェクト活動など、やめられそうなものはないだろうか。成果に影響しないことなら、思いきってやめてみよう。

◆後回しにしない
◇「If-Thenプランニング」で実行に移す

「何かをはじめよう」「やめよう」と思いながら、なかなか実行に移せないこともあるだろう。そんな時は、コロンビア大学のハイディ・グラント・ハルバーソン教授が提唱する「If-Thenプランニング」が有効だ。

 やり方は、「もし○○なら、迷わず○○する」と決めるだけ。「朝起きたら、体重計に乗る」「隙間時間ができたら、迷わずメールを返す」「しんどいなら、迷わずあの音楽を聴く」といった具合だ。「If-Thenプランニング」を実践すると、レポート課題への取り組みは2.3倍、運動習慣は2.5倍も高まるとの研究結果が出ている。

◇返答の期限を伝える

 何かの判断を求められた時、なかなか考えがまとまらず返事に困ることはないだろうか。そんな時は、「今週の金曜日に回答します」などと、回答期限を明示しよう。

 回答期限を伝えずに放っておくと、待つ側は不安になり、あなた自身も「早く返事しなきゃ」とモヤモヤする。いったん期限を伝えて、相手も自分も安心させよう。

◇「サイキングアップ」でやる気を高める

 やる気が出ない時は「サイキングアップ法」を使うとよい。ゆっくり深く呼吸し、テンションが上がる音楽を聴き、身体を簡単に動かして、トップスピードで動いている自分を想像するだけだ。これだけで、ぐっとやる気が高まるだろう。