沈むゼネコン 踊る不動産#19Photo by Masato Kato

海洋土木大手の五洋建設が得意とする洋上風力発電分野に大手ゼネコンが進出し、受注競争が激化している。五洋建設はどのように対抗するのか。特集『沈むゼネコン 踊る不動産』(全20回)の#19では、清水琢三・五洋建設代表取締役社長の直撃インタビューをお届けする。(聞き手/ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

専門スタッフ100人体制
他のゼネコンにない洋上風力部隊

――五洋建設が得意とする海洋土木、とりわけ洋上風力発電プロジェクトの分野にスーパーゼネコンが進出し、受注競争が激しくなっています。

 五洋建設には洋上風力発電分野を担当する部隊があり、すでに70人のスタッフがいます。優先交渉権を獲得した福岡県北九州市沖の洋上風力発電プロジェクトを控えているので、今後は100人体制になります。

 これだけの人員をそろえているゼネコンは、他にはないと思います。