沈むゼネコン 踊る不動産#15Photo:PIXTA

ダイヤモンド編集部が住宅メーカーに分類した上場18社について、「売上高増減率」「売上高営業利益率」「営業CF対有利子負債比率」「自己資本比率」の4指標で“勝ち組”と“負け組”を分析した。特集『沈むゼネコン 踊る不動産』(全20回)の#15では、住宅メーカー「負け組」ランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

オープンハウスは9期連続で
売上高と営業利益の過去最高更新

 マンションの価格が上昇の一途をたどるのに対し、一戸建て住宅の価格はマンションに比べて安定している。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにしたリモートワークの普及で、執務スペースが確保しやすい一戸建ての需要は堅調といえる。

 堅調な需要を背景に、オープンハウスグループは2021年度、9期連続で売上高と営業利益のいずれも過去最高を上回った。積水ハウス、住友林業も過去最高益を更新している。

 無論、住宅メーカーの中でも、波に乗れなかった“負け組”は存在する。

 そこで、ダイヤモンド編集部が住宅メーカーに分類した上場企業18社について、「売上高増減率」「売上高営業利益率」「営業キャッシュフロー(CF)対有利子負債比率」「自己資本比率」の4指標を用いて総合偏差値を算出し、“勝ち組”と“負け組”を分析した。

 それでは、住宅メーカー「負け組」ランキングをお届けしよう。