沈むゼネコン 踊る不動産#13Photo:PIXTA

大規模金融緩和を追い風に、業績が好調なのは不動産業界だ。ダイヤモンド編集部が不動産業に分類した上場149社について、「売上高増減率」「売上高営業利益率」「営業CF対有利子負債比率」「自己資本比率」の4指標で“勝ち組”と“負け組”を分析した。特集『沈むゼネコン 踊る不動産』(全20回)の#13では、不動産業「負け組」ランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

大規模金融緩和を追い風に
増益ラッシュの不動産業界

 インフレに伴う資材高にあえぎ、各社が軒並み減益に沈んだ建設業界に対し、不動産業界は好調だ。日本銀行による大規模金融緩和を追い風に、マンションなどの不動産価格が上昇。三菱地所が過去最高益を記録するなど、不動産業界は増益ラッシュとなった。

 ただし、総じて好調だった不動産業界の中にも、波に乗れなかった“負け組”は存在する。

 そこで、ダイヤモンド編集部が不動産業に分類した上場企業149社について、「売上高増減率」「売上高営業利益率」「営業キャッシュフロー対有利子負債比率」「自己資本比率」の4指標を用いて“勝ち組”と“負け組”を分析した。

 それでは、不動産業「負け組」ランキングをお届けしよう。